アグリーベティ

May 08, 2016

フワック!プラスワン


あれやこれやと考えるのが疲れたとき、引きこもっては
お気に入りの映画やドラマを何時間もぶっ続けで観る。

マンハッタンを舞台とした笑いありのサクセスストーリー
アグリー・ベティをここ何週間か見続け、本日最終話。
主人公ベティが自分の本当にやりたかった仕事に就く、というところで完結。

All of a sudden, I didn't have a safety net.
But do you know what it did?
It forced me to take a chance on what I really wanted to do.

これはNYでのデザイナーの道を諦め、夫と息子と故郷スコットランドに戻り
その後ロンドンでデザイナーとして名を馳せた、という
「サクセス」したベティの親友クリスティーナのコトバ。

何回も観た話なのに、今回は非常に印象的だった。特にラスト3話。
ベティとの関わりによって変化していった登場人物たちのセリフが
今の「あれやこれや考えている」自分に堪える堪える。


ベティはまだ20代。
思えば自分も20代、30代、と転職したのは後先考えられず、
前だけしか見られなかったからか。そしてなるようになったのは若かったからか。
若いから、と言ってしまえばそれまで。

数でみれば自分はフワック!初老!を超えた歳で、若くはない。
が今日の自分は明日の自分よりも、来年の自分よりも自分の人生上、
「一番若い」と思えば少しは気が楽になる。

このまま守りに入ってもいいけれど、それは守られたものではないものかもしれない。


All of a sudden, I didn't have a safety net.
But do you know what it did?
It forced me to take a chance on what I really wanted to do.


そんなとき、自分はそう思えるナニかがあるだろうか。
無かったら迷走してしまうような気がして、結果また「あれやこれや考え」てしまう。



エンディングはMacy GrayのBeauty in the world。
ヒジョーに女子的なストーリーにマッチした選曲に感嘆。






marokoban at 02:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)